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米リネージュ、シンガポールの低温物流会社を買収

2022年5月9日 (月)

(イメージ)

国際物流不動産の世界大手、リネージュ・ロジスティクス(米ミシガン州)は6日、低温物流を手がけるシンガポールのマンダイ・リンク・ロジスティクスを買収したと発表した。リネージュにとって20か国目となる同国市場への進出となる。買収額は非公表。

マンダイは冷蔵食品の調達や輸送、倉庫保管などを手がけており、多数の冷蔵トラック車両や施設を保有。低温保管の自動化技術にも強みを持つ。

リネージュは、温度管理できる産業用物流施設の世界最大手で、北米や欧州、アジア太平洋で400か所以上の施設を保有している。同社は今回の買収により東南アジアの足場が強化され、事業ネットワークがアジア全体に拡大する。

リネージュのアジア太平洋部門トップのジェフ・ホガース氏によると、世界の主要な貿易ハブであるシンガポールを通じてアジア事業を拡大することが長期戦略目標だったという。同氏は「マンダイの施設に、当社のテクノロジーとイノベーションを組み合わせ、国際的に増大するサプライチェーン需要に対応する」とコメントしている。