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ラサール不動産、神戸でマルチ型物流施設が完成

2021年11月24日 (水)

▲ロジポート神戸西の外観イメージ(出所:ラサール不動産投資顧問)

拠点・施設ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)は24日、マルチテナント型物流施設「ロジポート神戸西」(神戸市西区)の建築工事を完了したと発表した。

ロジポート神戸西は、ニプロと日立物流西日本(大阪市此花区)の入居が決定。賃貸面積の88%の賃貸借契約が締結済みで、引き続き入居企業を募集している。

「神戸複合産業団地」(神戸テクノ・ロジスティックパーク)内に立地し、24時間365日のオペレーションが可能だ。交通アクセスのよさも強みで、神戸淡路鳴門自動車道と山陽自動車道を経由して関西各地をはじめとする中国・四国地方や東海地方など広域移動が容易だ。神戸市中心部には30分圏内、大阪市中心部へも1時間圏内に位置する利便性は訴求力が高い。地盤が強固な地域に位置しており、大地震や津波のリスクを軽減できることから、BCP(事業継続計画)の観点からも優位性がある。

機能面では、1階に高床・低床の両面トラックバース、2階に大型車両が直接乗り入れできるスロープを整備。荷物用エレベーターと垂直搬送機を4基ずつ設置しており、構内搬送がしやすい仕様とした。

防災面では共用部・荷物用エレベーター等の電力を72時間維持する非常用発電機を設置。倉庫内にLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を配置するなど、環境負荷低減にも配慮している。感染症対策として光触媒除菌脱臭機を「ロジポート」ブランドとして初めて導入したのも特徴だ。

ラサール不動産投資顧問は、今後も各企業の戦略的物流拠点となる適地を見定めながら、テナント企業の物流ニーズに柔軟に応える開発プロジェクトを推進していく。

■ロジポート神戸西の概要
所在地:神戸市西区見津が丘5-1-18ほか
敷地面積:2万3862.83平方メートル
延床面積:4万9973.10平方メートル
構造:鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)、地上4階建て
着工:2020年10月16日