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ヤマト福祉財団、小倉昌男賞の受賞者2人を決定

2021年12月1日 (水)

▲小倉昌男氏(出所:ヤマトホールディングス)

認証・表彰ヤマトホールディングスグループを母体とするヤマト福祉財団は12月1日、「第22回ヤマト福祉財団小倉昌男賞」の受賞者を決定したと発表した。8日に東京都内で贈呈式を行う。

小倉昌男賞は、障がい者の仕事づくりや雇用の創出・拡大、福祉の改善などを積極的に推進することで、障がい者に働く喜びや生きがいを提供している市民を表彰する。ヤマト運輸の社長や会長を歴任した故・小倉昌男氏が、会社役職を退いた後に個人資産の大半を寄付して創設した。

小倉昌男賞に選ばれたのは、社会福祉法人ひょうご聴覚障害者福祉事業協会理事長の大矢暹(すすむ)氏(兵庫県洲本市)と、社会福祉法人エルム福祉会理事の川上聖子(しょうこ)氏(栃木県大田原市)の2人。

大矢氏は、ろう学校を卒業後に働きながら「京都ろうあセンター」の開設準備に携わり、生活相談を担当。ろうあ者の暮らしや職域拡大に努めた。関西でろうあ者のための福祉施設を開設するなど、人生に寄り添う福祉の充実に貢献したことが受賞理由となった。

川上氏は、グループホームの世話人として入居した障がい者の生活により添い続けた。廃止された小学校をリニューアルしたカフェを開設し、多数の障がい者が働く場とする取り組みを続けるなど、長期にわたって障がい者のために尽力し地域に貢献する活動が受賞につながった。