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NTTロジスコ、グループ優良事例報告会を開催

2021年12月3日 (金)

▲報告会の様子(出所:NTTロジスコ)

ロジスティクスNTTロジスコ(東京都大田区)は3日、2021年度ロジスコグループ優良事例報告会を開催したと発表した。

NTTロジスコグループは、生産性やサービス品質の向上を目的に、日頃からトヨタ生産方式の手法をベースとしたLGPS(LoGisco Production System:ロジスコ生産方式)に基づく職場環境の維持改善活動に取り組んでいる。10年から毎年、活動成果の報告会を開催している。

前回までは「物流センター改善報告会」として開催していたが、21年度からは物流センターに加えて本社各部署も参加しグループ一体となった「優良事例報告会」として、ミッションである「お客様にご満足いただける安全かつ最先端の物流」「お客様のサプライチェーン最適化に貢献」をテーマに、活発な意見交換を行った。

今回の優良事例報告会では、全組織20チームを発表。NTTロジスコグループの全従業員が参加してオンライン形式で開催した。名古屋物流センターと掛川物流センター、堺物流センターが上位3チームに選ばれた。

名古屋物流センターは「ロジメーターとWMS(倉庫管理システム)を利用した生産性の向上施策」のテーマで、見える化ソリューション「Logimeter」(ロジメーター)で抽出した各作業者の生産性データから最も生産性の高い作業者をモデルスタッフとして設定し、モデルスタッフの作業を動画で検証してほかのスタッフとの作業の相違点を抽出。ピッキング・検品作業の標準化、作業レイアウトの改善など複数の改善施策を進め、作業者全員の作業の標準化と生産性向上を実現した。

掛川物流センターの「四位一体による商品破損事故撲滅に向けた取り組みと共通課題の解消に向けた生産性向上の取り組み」は、ガラス製品の破損事故撲滅を目指し製品強度や梱包方法、配送中の取り扱いを分析。自センターでの改善に加えて顧客・メーカー・配送会社へ改善施策を提案し破損事故ゼロを達成した。

堺物流センターの取り組みである「簡易ツールを構築して生産性向上へ」は、検品作業において本社組織と連携しオリジナルツールを作成。これまで目視検品から出荷ラベルを用いたバーコード検品へ改善を図り、検品作業時間を80%削減した。