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兼松、インドネシアで食品物流網強化へ株式取得

2021年12月7日 (火)

フード兼松は7日、インドネシアの総合食品メーカー「チモリー」が同国証券市場への株式上場に際して実施した新規株式公開(IPO)に参加し、同社株式を取得したと発表した。

チモリーは生乳、ドリンクヨーグルトなどの乳製品、ソーセージなどの畜肉加工品、マヨネーズなどのソース類を製造し、グループ内の物流企業を通じて5万店の小規模個人商店や食料雑貨品店、コンビニエンスストア、スーパー・ハイパーマーケットなどの小売業態、ファーストフードやレストランチェーン向けといった幅広い販売チャネルへ商品を展開している。

▲チモリー商品イメージ(出所:兼松)

また「ミス・チモリー」と名付けた一般消費者への直接宅配販売チャネルにも注力し、2700人の販売スタッフを通じて20万世帯以上に製品を配達。最も人口の多いジャワ島やバリ島を中心に展開しているが、今後は販売エリアを拡大する計画がある。

兼松はチモリーの株式を取得することで、長期的な戦略事業パートナーとして総合食品卸売業への展開、インドネシアへ進出する日本食品メーカーや小売企業への支援を強化し、同国でラストワンマイルを含む食品物流網の構築に取り組む。