サービス・商品中西金属工業は14日、無人走行ロボットフォークリフトにAIカメラによるパレット判別機能を搭載し、パレットに合わせたフォーク(爪幅)を自動調整できる新製品「スライドフォーク」を開発したと発表した。
自律走行型フォークリフト「ROBO Fork15」(ロボフォーク15)と組み合わせることで、パレット穴の自動判別による異なるサイズのパレットを自動搬送できるようになる。
フォークリフトは、扱うパレットに合わせてフォークを人の手で変更する必要があり、その作業はオペレーターが一度降車しなければならず、一つのパレットを運ぶだけでも工数が増えてしまうという課題があった。
そこで、同社はロボフォーク15の自動モードとスライドフォークを組み合わせ、決められたルートを走行するロボフォーク15が指定された場所に置いてあるパレットの種類を自動判別し、パレットの種類に合わせてパレット穴の位置情報を基にフォークの開き幅を自動調整、サイズの異なるパレットを自動搬送する仕組みを開発した。
同社は「AGF(無人搬送フォークリフト)の導入を検討する際に、パレットの種類が複数あることで自動化を諦めていた現場に対して自動化を実現できる製品」であると説明している。