シチズンマシナリー、軽井沢に基幹部品の新工場

拠点・施設シチズンマシナリー（長野県御代田町）は14日、軽井沢本社の敷地内に精密加工工場を新設し、工作機械の基幹部品の生産能力を増強する、と発表した。ロボットやAGV（無人搬送車）などを活用して自動化・省力化を図る。

同社は中国新工場の建設やタイ工場の増床などによって拠点で段階的に生産能力を高める取り組みを進めており、2023年には全生産拠点で本体生産能力が現状から4割増しとなる見込みとなったため、増強した本体生産能力に合わせ、スピンドルなどの基幹部品を確保する必要が生じた。

そこで、同社は本社工場の隣接地に精密加工工場を新設、基幹部品の生産能力を6割増強し、安定的な供給体制につなげる。建物面積は4100平方メートルで、22年4月に着工、23年3月の完成を見込む。