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I&H、立体投影装置用いた薬受取体験イベント

2021年12月15日 (水)

▲I&Hのマスコットキャラクター「はんにゃん」(出所:I&H)

メディカルI&H(兵庫県芦屋市)は16日、医薬品の受け取り方の選択肢を増やす取り組みの一環として、子安薬局六本木店(東京都港区)で実証実験中のプロトタイプ受け取り機器「はんにゃん受取ボックス」の体験イベントをリコーと共同で開催する。

イベントでは「はんにゃん」の3D映像を裸眼で楽しむことができる装置「WARP E」(ワープイー)を体験できる。受取ボックスを操作して薬に見立てた景品で24時間受け取りを疑似体験することが可能。

ワープイーは、リコーの新規事業創出プログラムから生み出された立体投影装置で、装置の下から特殊な回転スクリーンに光を投射し、当たった光の残像で立体化させた映像を表示する。専用のヘッドセットを用いることなく、全方向から裸眼で3D映像が視認できるプロトタイプ機。

I&Hでは、患者の薬の受け取り方を増やすため、FAXやアプリを用いて調剤待ち時間の短縮、宅配、ドライブスルー、ロッカーでの受け取りなどを展開。今回は「すべての患者が安心して薬物治療・服薬指導を受けられる環境を整備する手段」のひとつとして、受け渡し装置であるはんにゃん受取ボックスを自社開発した。

受取ボックスは直感的なタッチパネル操作を行い、QRコードをかざすだけで薬を受け取ることができるため、幅広い年代の患者が利用できる。緊急避妊薬などの医療用医薬品が医師の処方箋がなくても薬局で販売できるようになった際には、このボックスを利用して、24時間購入できる環境を目指す。