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ナビタイム、道路整備・保守支援ツールの提供開始

2021年12月17日 (金)

サービス・商品ナビタイムジャパン(東京都港区)は17日、法人向けフィールド業務支援ツール「NAVITIME(ナビタイム)ルート計画サポーター」の提供を始めたと発表した。

▲指定した道路をつないだ最適な巡回ルートを作成できる(出所:ナビタイムジャパン)

NAVITIMEルート計画サポーターは、道路整備や路面調査、保守業務などを担う事業者向けに、走行計画の作成やスマートフォンを活用した車両位置管理、カーナビゲーションで業務効率化を支援するウェブツール。走行計画の作成ツールにおいて、道路を指定して最適な順序で巡回するルート検索機能を国内で初めて提供する。

オンライン上で業務状況をリアルタイムに確認できることから、走行中の調査結果の入力や、走行後の道路走行履歴の出力による報告書作成も可能。ウェブアプリケーションで提供するため、複雑なシステムや専用機器を導入することなくパソコンやスマートフォンで簡単に利用できるのも特徴だ。

(出所:ナビタイムジャパン)

道路整備や路面調査においては、調査対象の道路をもれなく巡回する必要がある。従来の宅配業務などで用いられる汎用ツールの巡回ルート検索では、地点を対象に巡回ルートを算出するため「通りたい道」を指定できず、道路調査等の走行計画の作成には適用できないケースもあった。このため、計画作成の一部に人手が発生し作業量の増加や人的ミスが課題となっていた。

ナビタイムジャパンは2020年10月から1年間、空間情報コンサルタントのアジア航測(東京都新宿区)と実証実験を行い、このツールの有効性を検証。経路検索や調査日数の計算を自動化できるほか、走行結果が電子データとしてツールに記録されるため走行もれが改善されること、さらに走行計画作成全体における作業時間が大幅に短縮されることを確認した。

ナビタイムジャパンは今回のツール提供を契機として、今後も巡回ルート検索技術などを活用した機能拡張を行うとともに、道路整備・路面調査・保守業務のほか調査業務や定常業務など、さらなる課題解決を支援していく。