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ラピュタ、自動フォーク向け機能開発に着手

2021年12月17日 (金)

認証・表彰ラピュタロボティクス(東京都江東区)は17日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した21年度「研究開発型スタートアップ支援事業/経済構造の転換に資するスタートアップの事業化促進事業」の交付先に決まったことを発表した。これを受け、同社は自動フォークォークリフト向けの画像認識システムの機能開発に着手する。

具体的には、パレットピッキングオペレーションで実際の現場で発生するケースに対応するため、画像認識能力を高めて安定性と正確性を担保できるようにする。3Dセンサーを用いて3Dマップの品質を高め、外の影響で変化することが必ずあるという前提にたち、頑強なシステムを設計する「認識システムのロバスト化」を行う。

これらをロボットのナビゲーション機能と連携することで、高速で高精度な動作を実現し、自動フォークリフトの安定した動作と倉庫・建築現場の作業効率化につなげることを狙う。

同社は協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」(ラピュタAMR)」を2020年7月に日本で初めて商用化し、大手物流企業の倉庫でも稼働している。21年10月には、ラピュタAMRを活用して出荷したピース数(出荷した商品のユニット数)が、累計200万ピースを突破した。

ラピュタのAMR用いた出荷数が累計200万突破