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foodpanda配達員交通安全セミナー「安全は品質」

2021年12月21日 (火)

フードフードデリバリーサービス「foodpanda」(フードパンダ)を展開するDelivery Hero Japan(デリバリー・ヒーロー・ジャパン、東京都港区)は21日、横浜市と川崎市のフードパンダ登録配達員に向けた交通安全セミナーを、フードパンダ横浜(横浜市神奈川区)で実施したと発表した。

フードパンダ配達員のさらなる安心・安全な運転への取り組みを促すことで、顧客への信頼感のさらなる醸成が狙い。セミナーでは、神奈川県警察の担当者が交通安全について講話。配達時における安全運転の重要性を参加者全員が再認識する機会となった。

▲交通安全セミナーの様子(出所:Delivery Hero Japan)

参加者からは「改めて注意して運転しようと思った」「クリスマスや年末年始で配達の機会も多くなると思うので、今日聞いたことに気をつけて安全運転を心がけたい」など、今後の配達に向けて交通安全への意識が高まった、という感想が寄せられた。

セミナーは、ことし7月に国内5エリアで実施した「交通安全ロードショー」に続く取り組み。日本各地のフードパンダのサービスを展開する拠点において同様のセミナーを実施している。デリバリー・ヒーロー・ジャパンは、より安心・安全な形でフードデリバリーサービスを提供するため、今後とも継続して実施していく予定だ。

宅配サービスも最後は「人間力」が勝負だと見抜いたフードパンダの慧眼

新型コロナウイルス感染拡大に伴う消費スタイルの多様化は、宅配ニーズの急速な普及を後押しした。コロナ禍収束を見据えた「新しい生活様式」でも、宅配ニーズの定着は変わらないと見られており、もはや国民生活に染み付いていると言ってよいだろう。こうしたなかで顕在化しているのが、配達員のサービス意識をめぐる課題だ。

(イメージ)

宅配ミニバイクの荒っぽい運転、迷惑な駐車、良好でない接客態度。こうした宅配スタッフの「質」をめぐる問題は、宅配ビジネスの「闇」の部分として認知されてきた。裏を返せば、接客の部分で差別化を図れるならば、ライバルと一気に差をつけることができる。いくら注文したい商品が多くても、配達スタッフとの応対で嫌な思いをするサービスが、まず選ばれることはないからだ。

フードパンダの取り組みは、そのポイントに着目した取り組みと言える。宅配スタッフがサービスの質を担保していることを見抜いた慧眼は、ビジネス拡大に少なからず資することになるだろう。対面で商品を購入しない宅配サービスの意外な「盲点」である宅配スタッフの応対。新しい生活様式の時代も、最後には「人間力」がサービスの勝敗を決することに変わりはなさそうだ。(編集部・清水直樹)