フードニッスイは4日、グループ会社でチルド・冷凍食品を製造販売するシテ・マリン(フランス)が、7月21日(現地時間)付で菓子メーカーのトレトール・ド・パリ(同)ポンティビー工場を取得したと発表した。欧州市場で需要が高まる簡便・即食食品への対応として、同工場をシテ・マリン仕様に改装し、2026年から野菜系ミニパティや水産フライなど冷凍食品の生産を開始する計画だ。
▲(左から)ポンティビー工場外観、ケラナ工場外観(出所:ニッスイ)
シテ・マリンはフランス国内でチルド白身魚フライの有力企業として高い市場シェアを持ち、近年では冷凍野菜やグラタン、水産タパスなど新分野にも展開を広げている。こうした商品群の需要拡大を背景に、既存設備では生産能力がひっ迫していたことから、今回のポンティビー工場取得に加え、22年に取得したケラナ工場の拡張や自動化にも着手するなど、製造体制の強化を進めている。
シテ・マリンは07年のニッスイグループ参画以降、欧州での生産・供給体制の強化を図っており、今回の施策もグループの長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」に掲げるグローバル展開加速の一環。チルド・冷凍の両温度帯での生産体制の最適化を進め、需要変動に対応可能な柔軟な供給網の構築を目指す。
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