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日本郵船、「ESG経営」推進でグループ3社を表彰

2021年12月24日 (金)

認証・表彰日本郵船は23日、グループ40社の中で特に企業価値の向上に貢献したとして、「京浜ドック」(横浜市神奈川区)、「ユニエツクスNCT」(東京都品川区)、「NYKバルク・プロジェクト」(東京都千代田区)の3社に表彰状を授与したと発表した。

各社は環境負荷低減などESG経営に関する積極的な取り組みが高く評価された。

京浜ドックは工場内の安全総点検を実施したほか、環境配慮型工場として次世代燃料船の建造に向けた取り組みを実施した。ユニエツクスNCTは2040年までに、日本郵船東京コンテナターミナルと日本郵船神戸コンテナターミナルでカーボンニュートラルを達成する目標を掲げ、その第一弾として将来的にディーゼルエンジンから水素燃料電池に換装可能な最新型トランスファークレーン4基を日本郵船東京コンテナターミナルに導入する方針を決めた。NYKバルク・プロジェクト株式会社は、一部業務業務におけるペーパーレス化を実現したり、「グリーンプリンティング」認定の工場で製造された環境配慮型用紙を導入したりした。

同グループは今年2月、ESGの経営戦略への統合を更に加速させる「NYKグループ ESGストーリー」を発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を推進している。

表彰は9日にオンラインで開催された第15回目「グループ環境経営連絡会」で行われた。同連絡会では、環境経営・サステナビリティ経営分野に特化したコンサルティングファーム「ブライトイノベーション」の荻巣和紀常務取締役が基調講演した。「脱炭素社会への潮流と企業に求められる取り組み」と題して、環境問題に関する世界動向やTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)といった情報開示への取り組み姿勢などについて講演した。

▲(左から)日本郵船・岡崎一正執行役員、京浜ドック・田中英治追浜工場長、NYKバルク・プロジェクト。野瀬素之代表取締役社長、NYKバルク・プロジェクト・柳田久美子在来第一グループ B/L発行チーム チーム長、ユニエツクスNCT・古川武志港運企画グループ 港運企画チーム長、ユニエツクスNCT・勝田真吾港運事業本部京浜統括統括グループ長、日本郵船・高橋正裕環境グループグループ長(出所:日本郵船)