事件・事故26日18時30分ごろ、鳥取県智頭町の鳥取自動車道の上り線福原パーキングエリア付近で、大型トラックが雪で動けなくなった。
国土交通省鳥取河川国道事務所によると、後続の車が最大2.1キロにわたって立ち往生し、20時26分から智頭インターチェンジ(IC)ー大原ICを通行止めにし、トラックを車両でけん引する作業を行っていた。
22時45分現在、けん引作業は終了し、規制解除に向けて除雪作業を行っている。
この事故の2時間ほど前、同日16時49分にも、同自動車道鳥取南ICの上り側(岡山方面)で大型トレーラーによる立ち往生が発生したが、すでに復旧済み。
12月26日(日)16:49現在
鳥取自動車道 鳥取南ICの上り側(岡山方面)出口で大型トレーラーによる立ち往生が発生しております。付近を走行の際には注意をお願いします。#鳥取自動車道 #立ち往生 #雪 pic.twitter.com/5FttjOydrE— 国土交通省 鳥取河川国道事務所 (@mlit_tottori) December 26, 2021
■運送会社、積雪情報もとに早めの対処で回避
関西地方に拠点を置く幹線輸送大手の運送会社では、グループ会社のトラックが成田空港から27日到着予定の航空貨物を鳥取に向けて輸送する便があった。
だが、立ち往生の発生を警戒し、降雪が本格的になる日中までに積雪予定エリアを抜けられるよう、運行管理者がドライバーに指示したことで、影響をまぬかれた。
同社の社長は「鳥取道はNEXCO(高速道路会社)の管理ではないためか、いったん立ち往生が発生してしまうと除雪完了までにかかる時間が長くなりがちだ。積雪情報をもとに、早めの対処をしたことが功を奏した」と胸をなで下ろした。