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フェローテック、中国・杭州に合弁設立

2010年9月29日 (水)

拠点・施設フェローテックは29日、中国子会社「杭州先進石英材料有限公司」(AQM)、コバレントマテリアル(CV)社とともに、中国市場への投入を目的に、太陽電池用多結晶シリコン溶融ルツボの製造・販売を行う合弁会社の設立に合意した、と発表した。

 

フェローテックは、中国子会社を通じて太陽電池市場に対し、シリコン結晶製造装置の製造・販売を積極的に展開しており、3月にはシリコン多結晶製造装置800キログラムチャージを発表している。今後、さらなる拡大が見込める中国太陽電池市場に対し、シリコン結晶製造工程に必要な多結晶用角槽を供給するため、「優れた技術力と専門性を有した企業とのアライアンスが重要」と判断。共同で製品を製造・販売、相互の得意市場にコストパフォーマンスの優れた製品を送り出すビジネスモデルが望ましいとして、合弁設立に踏み切るもの。

 

製品の技術開発をCV社が行い、量産製造は合弁会社が行う。販売は中国市場を合弁会社が担当し、中国市場以外をこれまで通りCV社が担当する。来年1月には工場を完成させ、順次、サンプル品を市場投入する計画。