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ホンダ、太陽電池の製造・販売から撤退

2013年10月31日 (木)

荷主honda本田技研工業は10月31日、子会社で太陽電池事業を手掛けるホンダソルテック(熊本県菊池郡大津町)の事業を終了し、太陽電池の製造・販売から撤退すると発表した。

ホンダが独自開発したCIGS薄膜太陽電池は、影、熱、天候などの影響を受けにくい太陽電池として、会社設立当時は高い製品競争力を持っていたが、シリコン価格の下落に伴うシリコン結晶系太陽電池パネルの値下げなど、ソーラーパネル業界の競争環境の変化が著しく、「当初の事業計画達成の見込みが立たず、これ以上の事業継続は困難」と判断した。

ホンダソルテックは2014年春に事業を終了し、会社を解散する。受注は来年2月中旬で終了する。これまで販売した太陽電池システムのアフターサービスは、関係会社であるホンダ開発を窓口とする。

同社では「再生可能エネルギーの普及に向け進めている発電、売電や、家産家消による循環型エネルギーマネージメントを目指したHondaスマートホームシステムの研究開発などは、今後も継続して行っていく」としている。