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既存小型船で離着桟含む操船自動化に成功

2022年1月14日 (金)

▲トライアングルが所有する小型旅客船での実証実験の様子

調査・データ丸紅、トライアングル(神奈川県横須賀市)、三井E&S造船、横須賀市は13日、4者でつくるコンソーシアムが2020年2月から横須賀市の新三笠桟橋と猿島間で、既存小型旅客船で離着桟を含めた航行のすべての操船を自動化することに成功した、と発表した。

この取り組みは、自律操船技術の確立を目的に、日本財団の支援を受けて無人運航船の実証実験として行ったもので、トライアングルが運航する既存小型船に三井E&S造船が開発中の自律操船技術を適用し、離桟・航行・避航・着桟を含めたすべての操船を自動化する技術を確立した。

4者コンソーシアムでは今後、実証実験を通じて確立した自律操船技術の社会実装に取り組み、船員の労働負荷軽減、船舶運航の安全性向上など、船舶業界の課題解決につなげる。