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APT、3次元方向へ動作するケース搬送ロボを導入

2022年1月14日 (金)

荷主APT(千葉市美浜区)は14日、前後・左右・上下の3次元方向へ動作するケース搬送用ロボットを千葉県習志野市の自社研究開発拠点「KocoLabo」(ココラボ)に設置した、と発表した。

「3D動作」が特徴となるこのケース搬送用ロボットは、倉庫内のさまざまな設備やシステムと連携可能なソフトウェアを搭載するロボットストレージシステムで、3次元方向への動きを実現したシャトル型倉庫として、既存設備との連携、作業効率・保管効率の改善——といった、課題や目的に合わせて導入できる。

▲3D動作を実現したケース搬送用ロボット(出所:APT)

ココラボはAPTが2021年9月に海外製の自動倉庫システムやマテハン機器の国内最適化に向けた研究開発拠点として開設した拠点で、今回のケース搬送用ロボットの設置は、研究開発用設備の第1弾に位置づける。同社製ロボットストレージシステム「Hive」のシャトル・リフター・コンベヤーが連動するフルスペックモデルを導入した。

今後は第二弾の研究開発設備としてAGVを導入する計画で、APTが開発したソフトウェアによるロボットストレージシステム「Hive」と各メーカーのAGVの連携に関する開発を進める。22年3月か4月をめどにココラボで見学会を開催することも検討する。