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デンバダイス、鮮度保持機器を物流拠点に初導入

2022年1月20日 (木)

フード南日本運輸倉庫(東京都中野区)は19日、生鮮食材における鮮度保持技術の開発を手がけるDENBA JAPAN(デンバジャパン、東京都千代田区)と合弁で設立したDENBA DISS(デンバダイス、埼玉県戸田市)が冷凍・鮮度保持機器「DENBA+3.0」を運輸・倉庫企業に導入したと発表した。

(出所:南日本運輸倉庫)

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配需要の高まりで、物流施設への冷凍・鮮度保持機能のニーズが急速に高まっており、今回の導入を受けて機器への注目が集まりそうだ。

南日本運輸倉庫は、チルド・フローズン温度帯の食品定温輸送を主力に関東近郊で40か所の事業所を展開する。このたび、デンバダイスはDENBA+3.0を物流倉庫に初めて導入。「国内外に鮮度を維持したまま生鮮食品を届ける、新しい物流手法として『次世代コールドチェーン』の第一歩を踏み出した。この手法で国産品の世界販路拡大が期待できるほか、生産者支援やフードロス解消、積載効率向上に伴うCO2削減にも貢献できる」としている。

南日本運輸倉庫などは「次世代コールドチェーン実証実験」を開始。幅広い商品を対象とした最適な状態の分析による「鮮度維持モデル」を確立していく。

今回、デンバダイスがDENBA+3.0を導入したのは、南日本運輸倉庫の4拠点と、荒木運輸の東大阪CFセンター(大阪府東大阪市)、昭和冷凍本社(静岡市清水区)。