デンバダイスの新鮮度保持製品、宮古島で実証

調査・データ南日本運輸倉庫グループのDENBADISS（デンバダイス、埼玉県戸田市）は28日、今年度の「宮古島市鮮度保持技術導入実証事業」を受託した、と発表した。実証では、海上輸送による鮮度保持輸送の実現と、空輸から海上輸送に切り替えることで物流コストの抑制を目指す。

▲実証事業に使用されるDENBAコンテナ（出所：南日本運輸倉庫）

沖縄県宮古島市では、マンゴーやメロン、ゴーヤ、トマトなどの多様な農作物が生産、出荷されており、域外流通では鮮度を保つため航空輸送を主な輸送手段にしている。同県全体でも、特産品の域外流通をはじめ、島内での消費食財の安定供給の観点から、コールドチェーンのさらなる強固な構築が必要だと掲げられている。

今回の実証では、従来品よりも、多様な場面で使える新しい鮮度保持製品「DENBA Land」（デンバランド）を活用する。脱着がスムーズに行えて、モバイルバッテリーでの稼働が可能なため、広域での汎用性が高いユニットになっているという。

デンバランドは、独自技術で冷蔵庫内に電場をつくり、0度から-4度の氷点下領域でも、凍結が起こらないチルド環境を創出できる。食材の酸化を防ぎ、制菌作用をもたらすことができるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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