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南日本運輸倉庫、鮮度維持物流構築へDENBAと提携

2020年7月17日 (金)

M&A南日本運輸倉庫(東京都中野区)は17日、DENBA(デンバ、千代田区)が製造する鮮度保持デバイス「DENBAプラスシステム」を活用し、国内外に鮮度を維持したまま生鮮食品を届けるコールドチェーンの構築を目指すと発表した。

この取り組みに伴い、南日本運輸倉庫とDENBAは業務提携。合弁会社を設立し、生鮮食品のサプライチェーン・ソリューション・サービスの提供を開始する計画だという。これによって国産品の販路を海外に広げたい生産者を支援するとともに、食材を生かすことでフードロス解消と配送効率の向上も狙う。

▲DENBAの鮮度保持技術を搭載したコンテナ(出所:DENBA)

DENBAプラスシステムは、生鮮食品をマイナス温度帯で不冷凍保存に保ち、食品の水分を完全に凍結させ図に鮮度を維持する仕組みで、水の共振を利用して水分子を活性化し、商品ごとの鮮度維持に最適な環境を作り出す。菌が発生しにくい環境を作る抗菌作用や食品の細胞を壊すことなく凍結と解凍ができるといった特性がある。

南日本運輸倉庫は今後、昨年11月に栃木県佐野市で竣工した「佐野チルド・フローズン物流センター」で次世代コールドチェーン実証実験を実施し、食肉や果物などの鮮度を維持したままの物流を実証するほか、それぞれの食材にあった最適な状態を分析して鮮度維持モデルの確立を目指す。

 

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