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三菱ふそう、台湾市場で30年連続トップシェア

2022年1月21日 (金)

国際三菱ふそうトラック・バスは21日、「FUSO」ブランドのトラック販売が台湾市場で30年連続となるトップシェアを獲得したと発表した。商用車部門で33.6%のシェアを記録した。同社は昨年12月23日に現地販売会社を通じて欧州排出ガス規制「ユーロ6」に準拠する新製品ラインアップを発表しており、新商品の投入によってさらなる記録更新を目指す。

同社が台湾で販売を開始したのは1936年に遡り、現在はインドネシアに次ぐ海外の主要市場に成長した。新型コロナウイルスの影響などで厳しい経済状況であったにもかかわらず販売は好調で、2021年の新車登録台数は前年実績を28%上回る好成績を収めた。

特に小型部門では、総重量5トン以下クラスの小型トラック「キャンター」の新車登録台数が45%の大幅な伸びを示した。

▲台湾向けで最も高い販売実績を誇る小型トラック「キャンター」(出所:三菱ふそうトラック・バス)

台湾市場向けの大型トラック「スーパーグレート」新型モデルは、コモンレール式燃料噴射システムを搭載する「OM470」型エンジンと12速機械式自動トランスミッション(AMT)「シフトパイロット」を搭載。馬力は従来モデルに比べて13%、トルクは10%それぞれ向上した。衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)、車線逸脱警報装置(LDWS)、車両安定性制御装置(ESP)などの最新安全機能を標準装備し、走行中に車両右側の走行者や車両を感知する機能もオプションとして提供する。

▲(左奥)大型トラック「スーパーグレート」新型モデル(出所:三菱ふそうトラック・バス)

中型トラック「ファイター」新型モデルでも先進安全装備(AEBS、LDWS)を搭載し、キャブのインテリアには新デザインを採用。台湾市場向け製品の中で最も販売実績が多い小型トラック「キャンター」のラインアップには、総重量7.9トンモデルを追加した。