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伊藤忠系の住宅・物流Jリート資産運用2社が合併

2022年2月2日 (水)

(イメージ)

M&A住宅系Jリート(不動産投資信託)のアドバンス・レジデンス投資法人(ADR)の資産運用会社ADインベストメント・マネジメント(東京都千代田区、ADIM)は1日、物流系Jリートの伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(IAL)の資産運用会社である伊藤忠リート・マネジメント(東京都千代田区、IRM)と合併する契約を締結したと発表した。

ともに伊藤忠グループのADIMとIRMの住宅系と物流系のJリート資産運用会社の合併で、経営資源の集約と運営基盤の強化を図る。両法人はことし6月1日付で合併する予定だ。

今回の合併は、ADIMを存続会社、IRMを消滅会社とする吸収合併方式とし、合併後のADIMの商号は「伊藤忠リート・マネジメント」へ変更する予定だ。それぞれの資産運用会社のノウハウを統合し経営資源を集約することで、より安定的な運営基盤を構築すること、それによる投資主価値のさらなる向上を図る狙いだ。

預かり産の拡大に伴う不動産市場での知度向上や複数の投資法人からの運用受託による投資機会の多様化を促すとともに、各社がそれぞれ所有する物件取得にかかる情報ルートを共有することで、物件取得にかかるリサーチ力の向上や取得機会の拡大につなげる。

ADIMはIRMとの合併に先立ち、オープンエンド型非上場私募不動産投資法人の運用事業を開始するため、「アドバンス・プライベート投資法人」を新設。新たに投資助言ビジネスに取り組むため、投資助言・代理業の登録申請を行う。

ADIMはIRMとの合併後、住宅や物流施設を主な投資対象とする2つの上場投資法人や総合型の非上場投資法人、私募ファンド関連事業と、複数の資産運用事業などを行うこととなる。ADIMは今回の合併を契機として、資産運用会社としてさらなる成⾧を図っていく。