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ラサール不動産など、千葉・松戸の物流施設を完工

2022年2月2日 (水)

拠点・施設ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)と道路舗装会社のNIPPO(ニッポ)の2社は1日、千葉県松戸市で進めていたBTS型(ビルド・トゥ・スーツ型、特定企業向け)物流施設の建築工事が完了したと発表した。楽天グループとスーパーマーケットチェーンの西友(東京都北区)が、協働で運営する「楽天西友ネットスーパー」専用物流センターとして全フロアを賃借する。

このたび完成した物流施設は、東京外環自動車道に近い「稔台工業団地」内に新設。東京都心の後背地に立地し、都内をはじめとする首都圏各地への配送拠点として優位性の高いロケーションを確保しているのが特徴だ。近隣は東京のベッドタウンとして住宅地が広がり、従業員確保の観点からも好立地と言える。

機能面では、冷凍冷蔵機を有し常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応した物流業務が可能であるのが強みだ。 2階に大型車両が直接乗り入れることのできるスロープも整備。梁下有効高5.5メートル以上を確保するとともに床の平滑性にも配慮することで、倉庫内作業を効率化する仕様としている。

防災面では、免震構造の採用に加えて非常用発電機を設置。BCP(事業継続画)を意識した機能を備えた。倉庫内においてLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を配置するなど省エネ対策も施し、環境負荷低減にも配慮した。

両社は今回の新施設完成を契機として、今後も各企業の戦略的な物流拠点を提供するための物流施設開発を推進していく。

(出所:ラサール不動産投資顧問)

新物流施設の概要
所在地:千葉県松戸市稔台5-1-1
敷地面積:3万3468.17平方メートル
延床面積:7万1282.86平方メートル
構造:鉄骨造、地上4階建て
着工:2020年12月1日