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トッパンフォームズなど、AGV自動点検提供開始

2022年2月7日 (月)

サービス・商品トッパン・フォームズ(東京都港区)とブルーイノベーション(同文京区)は7日、AGV(無人搬送車)の自動点検ソリューションの共同提供を開始したと発表した。すでに試行されているJR東日本の東京総合車両センターでの列車保守点検業務で本格導入することで、必要な点検が無人かつ自動で行えるようになるほか、作業品質の工場や作業時間の短縮、無人化による効率向上を見込む。

トッパン・フォームズとブルーイノベーションによると、ソリューションの開発で、AGVにカメラやマイク、センサーなどを搭載することにより、倉庫や工場などこれまで人の手によって行われていた施設内の点検作業が、自動でできるようになる。JR東日本でも、作業者による目視の点検や確認が必要だった車両内の各種機器の状況が、無人かつ自動で把握できるようになる。

(出所:トッパン・フォームズ、ブルーイノベーション)

背景には、深刻化する人手不足がある。倉庫や工場などの保守点検が必要な施設で、担当者の目視による点検やデータの記録や管理、分析など、人の手による作業は多く残されているが、その負担は大きく、効率化や自動化が喫緊の課題となっていた。

ソリューションの開発により、複数のドローンやロボット、各種デバイスを毎回複雑な設定や操作をすることなく、一つの指示で自動的に業務を達成できる。

トッパン・フォームズとブルーイノベーションは「各種巡視点検業務へのロボットやドローンの活用はこれからさらに市場が拡大していく分野だ。今回のソリューションを、鉄道業界だけではなく、製造業やインフラ企業を中心に拡販していきたい」とコメントしている。

▲自動巡回するAGVとBEPサーベイランス管理画面のイメージ(出所:トッパン・フォームズ、ブルーイノベーション)