ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱ふそう、学校給食センターに電気小型トラック

2022年2月8日 (火)

荷主三菱ふそうトラック・バス(川崎市)はこのほど、愛知県武豊町の学校給食センターで電気小型トラック1台を納車したと発表した。これまでの給食配送車として利用されていた天然ガス車両に代わるものとして同町に導入してもらうことで、2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」宣言を掲げる脱炭素施策を推進していく。

(イメージ)

同社によると、納車したのは「eCanter」(イーキャンター)と名付けられた電気小型トラックだ。騒音や排出ガス、二酸化炭素低減の課題の解決に向け、同社が国内で初めて量産化した。走行時に二酸化炭素を含む排出ガスを一切出さないのが特徴。地方自治体に直接納車するのは今回が初めてだという。

2日、学校給食センターで行われた納車式で、籾山芳輝町長は「自治体への『eCanter』の納車は全国でも本町が第1号ということで、たいへん名誉なことだ。地球環境に配慮するだけでなく、子どもたちへの『ゼロカーボンシティ』に対する関心を高める効果も期待している。環境に配慮した配送車で、町内の小中学校においしい給食を届けていく」と話した。

同町は、昨年2月に「ゼロカーボンシティ」宣言を行い、「公用車更新時において次世代自動車の導入促進」「電気自動車の急速充電設備の設置を促進」などの施策を掲げている。

(出所:三菱ふそうトラック・バス)