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JR貨物、米原貨物ターミナル駅整備事業を中止に

2022年2月9日 (水)

(イメージ)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は8日、米原貨物ターミナル駅(仮称、滋賀県米原市)の事業計画を中止すると発表した。JR貨物は計画中止の理由として、採算性の確保の難しさを挙げている。

米原貨物ターミナル駅は、JR貨物が米原駅南側に計画。滋賀県で初の貨物ターミナル駅として、2002年に事業化が決定。東海道線と北陸線の結節点である米原に貨物ターミナル機能を新設することで、鉄道貨物輸送サービスのさらなる向上を図る狙いだった。

しかし、当地における鉄道貨物需要の動向や見通しを考慮し、安定した事業収支を見込むことが極めて困難と判断。事業の中止を決定した。

計画では、貨物ターミナル駅の整備とともに、沿線の国道8号からのアクセス道路を敷設する予定だった。近畿地方整備局滋賀国道事務所は、今回の貨物ターミナル駅の事業中止を受けて、アクセス道路の整備を中止することを明らかにした。