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NTTロジスコ、発注補充業務支援システムを提供へ

2022年2月14日 (月)

サービス・商品NTTロジスコ(東京都大田区)は、荷主企業の発注補充業務における業務プロセス見直しから日常の発注補充の運用代行、継続的な改善をサポートする「発注補充ソリューション」の提供を開始したと発表した。

(イメージ)

年々進行する商品の多品種化とライフサイクルの短命化に加えて、BCP(事業継続計画)への対応を考慮した在庫の最適化ニーズが高まるなかで、発注補充業務の複雑化とともに、業務負荷が増大している。ノウハウの属人化やブラックボックス化などの課題も抱えて、企業の継続的な事業運営にとっても大きなリスクとなっており、発注補充業務の改善は経営課題の一つとしてクローズアップされているのが実情だ。

不適切な発注補充は、販売機会の損失につながる欠品や製品廃棄や無駄な輸送・保管コストを発生させる過剰在庫に直結するほか、CO2排出量の増加をももたらす。発注補充業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、リソースの有効活用に加えてESG経営の観点からも重要性を増している。

こうした背景を踏まえて、NTTロジスコが提供を開始する「発注補充ソリューション」は、データドリブンの仕組みを構築して発注補充業務の運用を代行する。AI(人工知能)による需要予測によりBCP対応などを考慮した在庫配置計画を立案。効率的なサプライチェーンの運用に必要な発注補充計画を提案する。

発注補充業務のプロセス見直しやシステム導入から在庫方針や発注補充方針の策定サポート、日常的な発注補充量の提案、継続的な改善までトータルで提供。ノウハウの属人化を解消し、運用の省人化を実現する。AIを活用して需要に影響する要因を考慮した需要予測を行うことで、物流拠点や店舗・事業所などサプライネットワーク全体の在庫最適化を実現する発注補充計画を提案。システムを活用することで計画策定時間や計画サイクルの見直しが可能となる。

さらに、サプライヤーや物流拠点との発注補充計画の共有、サプライヤーとの納期・分納調整など円滑な物流業務をサポート。発注補充計画との緻密な連携が可能となり、精度の高い配送計画や作業計画を実現するとともに効率的な物流オペレーションも提供する。

▲発注補充ソリューションの概要図(クリックで拡大、出所:NTTロジスコ)