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JR貨物など3社、樹木配送「緑配便」今夏本格運用

2022年3月9日 (水)

環境・CSR住友林業グループの住友林業緑化(東京都中野区)と日本貨物鉄道(JR貨物)、川崎近海汽船の3社は9日、日本通運(東京都千代田区)と連携し今夏にも「緑配便」(りょくはいびん)を本格運用すると発表した。

▲ミライグリーンカーゴによる樹木の搬入風景(出所:住友林業)

幹線輸送のトラックから鉄道や船舶へのモーダルシフト(輸送手段の転換)による脱炭素化を目指す樹木配送サービス。2021年末から専用コンテナ「MiraiGreenCargo」(ミライグリーンカーゴ)を活用した貨物列車を運行し、樹木の試験輸送を実施している。

住友林業緑化は、低炭素物流で運ぶ樹木や環境資材の販売や都市緑化工事を担う。社会や環境に配慮した取り組みが求められる時代に対応した、物流プロセスや緑地づくりを展開することで、環境的価値の創出ニーズに即したサービスを提供する。

鉄道による「緑配便」トライアル輸送の様子(出所:住友林業)

緑配便の幹線輸送を担うJR貨物は、排出ガスの少ない輸送モードである鉄道の環境特性を活用する。カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現につなげる。川崎近海汽船は、貨物を積んだトラックや荷台ごと輸送するRORO船での海上輸送を担当。カーボンニュートラルや持続可能な社会の実現につなげる。