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アスクル3Q、3PL事業好調で通期営業黒字も射程圏

2022年3月16日 (水)

(イメージ)

財務・人事アスクルが15日発表した2022年5月期第3四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比1.6%増の3179億9400万円、営業利益が3.4%増の106億3700万円、経常利益が4.0%増の106億4600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が15.9%増の71億3100万円で、第3四半期累計としては3年連続の増収増益だった。

ロジスティクス事業は、売上高は前年同期比23.0%増の64億7300万円、営業損益は4300万円の赤字(前年同期は9億7400万円の赤字)だった。赤字幅は縮小しており、2022年5月期の通期における黒字転換が射程圏内に入った。

収益を押し上げているのは、3PL事業の拡大による増収だ。物流業務の受託が広がったことにより、業績が好調に推移している。

企業向け物流・小口貨物輸送サービスを手がけるASKUL LOGIST(アスクルロジスト、東京都江東区)による、アスクルグループ外の物流業務受託の拡大が収益改善に寄与。物流業務受託の準備期間にかかる物流センター賃料などの費用負担が減少したことから前年同期比で営業損益は大幅に改善し、当第3四半期連結会計期間(21年11月21日からことし2月20日まで)においては営業黒字を達成した。

22年5月期の通期業績予想は21年7月2日に公表した数値を据え置き、売上高4300億円、営業利益140億円、経常利益139億円、親会社株主に帰属する当期純利益90億円とした。