財務・人事アスクルが16日発表した2022年5月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比1.3%増の2090億3800万円、営業利益が同13.0%増の66億9600万円、経常利益が同13.7%増の67億1600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.6%増の45億4600万円で、第2四半期累計としては3年連続の増収増益だった。
ロジスティクス事業は、売上高は前年同期比23.4%増の42億2400万円、営業損益は前年同期から6億円改善し、赤字幅が1億円を下回った。2022年5月期通期における黒字転換が射程圏内に入った。
収益を押し上げているのは、3PL事業の拡大による増収だ。物流業務の受託が広がったことにより、業績が好調に推移している。
企業向け物流・小口貨物輸送サービスを手がけるASKUL LOGIST(アスクルロジスト、東京都江東区)による、アスクルグループ外の物流業務受託の拡大が収益改善に寄与した。
物流業務受託の準備期間にかかる物流センター賃料などの費用負担が減少したことから、営業損益が前年同期比で大幅に改善した。