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鈴与商事、バイオジェット燃料を定期航空便に導入

2022年3月17日 (木)

▲エンブラエルERJ175FDA8号機(出所:鈴代商事)

環境・CSR鈴与商事(静岡市清水区)とリージョナル航空のフジドリームエアラインズ(FDA、同)、ユーグレナ(東京都港区)は16日、ユーグレナが製造販売する、バイオジェット燃料(SAF)のサステオを使ったチャーター便を運航した。定期旅客便でSAFを使用するのは初めて。持続可能な航空ビジネスの実現を見据えて、脱炭素社会の実現に向けた地方航空便での燃料の導入について、本格的に検討する。

サステオは使用済み食用油とユーグレナなどの藻類が原料。バイオ燃料は燃焼する段階で、二酸化炭素を排出するが、原料段階では成長過程の藻類などが光合成により二酸化炭素を吸収するため、実質的にカーボンニュートラルが実現できる。今回運航したのは、富士山静岡空港(静岡県牧之原市)・愛知県営名古屋空港(同県小牧市)間の路線。エンブラエル社製の機体にサステオを給油し、乗客77人を乗せて1時間飛行した。

鈴与グループはこれまで、宅配水の配送事業や車両の共同運行実験でサステオの使用実績がある。