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クッシュマン、つくばに3.6万平米マルチ施設着工

2023年8月1日 (火)

拠点・施設大手不動産会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W、東京都千代田区)は1日、茨城県つくば市の物流施設「LF谷田部」の着工を発表した。2025年1月に完成する。

敷地面積3万6000平方メートルに、延床面積8万平方メートル、地上4階建てのスロープを備えたマルチテナント型物流施設。倉庫の梁下有効高さは5.5メートルで床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、荷物用エレベーター6基、垂直搬送機12基を有する。

▲LF矢田部外観イメージ(出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)

テナント倉庫区画は1階と4階、2階と3階の2層使いで、施設全体で最大6テナントが入居可能。普通車駐車場160台とトラック待機場7台を確保し、倉庫空調の全館設置に対応する電気容量を備え、さまざまなニーズに対応する。

立地面では、つくばエクスプレス・みどりの駅からは2キロ、常磐自動車道・谷田部インターチェンジ(IC)から6キロ、谷和原ICから10キロ、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・つくば中央ICから7キロに位置。茨城県内への地域配送だけでなく、常磐道と圏央道を使用することで都心方面や関東圏全域への広域配送の利便性が高い立地となっている。

今後、常磐道・(仮称)つくばみらいスマートIC、圏央道・(仮称)つくばスマートICが設置される予定で、アクセスの向上が見込まれる。また、隣接地においては、圏央道インターパークつくばみらい工業団地が2023年度から引き渡し開始予定となっているため、対象地エリアのさらなる産業集積が期待される。

同社はことし7月に、同県境町で「LF境古河」の建設を開始。延床面積11万3000平方メートルの同施設は25年1月に完成する。

C&W、LF境古河を着工、2025年1月竣工予定

「LF谷田部」施設詳細

所在地:茨城県つくば市みどりの南21-1ほか
土地面積:3万6000平方メートル
延床面積:8万平方メートル(予定)
規模・構 造:地上4階建て、RC造、一部S造
着工:2023年8月
竣工:2025年1月
設計・施工:鴻池組