ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ファンケル、国内物流拠点などの電力を再エネ転換

2022年3月31日 (木)

(イメージ)

環境・CSRファンケルは3月30日、物流センターなどグループの国内拠点で使用する電力をすべて再生可能エネルギー電力に転換すると発表した。年間8000トンの二酸化炭素の排出を削減できる見込み。

ファンケルは2018年6月に「サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、重点テーマの一つに「環境」を掲げる。気候変動対応と二酸化炭素排出量削減を最優先課題と位置付けて、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする目標を定めている。

こうした目標を達成する具体策の一つとして、太陽光パネルを物流センターと国内3か所の工場に設置。21年から各電力会社の提供する再生可能エネルギー電力メニューの導入に着手し、順次転換を始めた。ことし4月からは、一部の賃貸拠点を除く国内拠点で再生可能エネルギー由来の電力を使用することで、目標達成に向けて大きく前進することになる。

国内の産業界では、政府が目標に掲げる50年までのカーボンニュートラル実現に向けて、脱炭素化の動きが加速している。特に屋根の面積が広い物流関連施設では、太陽光発電設備を搭載する取り組みが各社で進んでいる。