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（出所：トラスト・スミス）
ロジスティクスAI（人工知能）やロボティクス分野の研究開発ベンチャーであるTRUST SMITH（トラスト・スミス、東京都文京区）は6日、ブロックチェーン技術を物流業界で実用化するための研究を開始したと発表した。急速に進化するこの技術を生かし、トラックの積載率向上やドライバー不足の解消、人的ミス削減といった業界の抱える課題の解決を図る。
同社は東京大学発のベンチャー企業。AIや数理アルゴリズム、ロボティクス分野の最先端テクノロジーを活用し、ハード・ソフトの様々な技術領域で研究開発に取り組み、成果を企業に提供している。
同社は、それらのテクノロジーにブロックチェーン技術を組み合わせ、物流業界の非効率解消を目指す。例えば、輸送状況管理の場面では、確認作業の自動化や手入力ミスの削減、データの改ざんリスクの低減などが期待できるという。単独企業だけでなく業界全体での効率化も視野に入れている。
ブロックチェーン技術は、膨大なコンピュータを結んだ非中央集権型のデータベース。取引の信頼性を第三者が担保する必要がなく、企業にとっては取引スピードや安全性の向上が期待できる。情報が筒抜けになるデメリットもあるが、特定の人物間だけで共有できる技術を活用して克服する。
