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セイノーとウィルポート、宅配効率化で協業

2022年4月8日 (金)

国内セイノーホールディングスは8日、宅配で競合するウィルポート(東京都中央区)と、配送拠点から届け先までの「ラストワンマイル配送」の効率化で協力すると発表した。デジタルデータを活用した共通プラットフォーム「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」(O.L.P.)を運用する。同業他社も参加できるオープン型とし、全国の中堅・中小の宅配業社などに参加を呼びかける。

▲ラストワンマイル配送プラットフォームの概要(出所:セイノーホールディングス)

O.L.P.は、荷物と物流会社、ドライバーをデジタルで一元管理し、マッチングする。ラストワンマイル領域の様々な荷物を同じトラックに混載することが容易になり、物流業者の稼働率を高められる。新型コロナウイルス禍で宅配荷物が増え続ける一方でドライバーは不足する、という課題の解決が図れるとしている。

協力の最初の取り組みとして、両社が手がける日用品・食料品の即配サービスで、互いの配送網が重なる地域の注文とドライバーを共有し、繁閑差の解消につなげる。

また、両社は全国で、物流事業者を始め小売店や食品デリバリー業者、EC(電子商取引)などの荷主企業に対して、このプラットフォームへの登録を募集する。