荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は8日、Wealth Line(ウェルスライン、パナマ)向けに有明事業所(熊本県長洲町)で製造した次世代省エネルギー型ばら積み貨物船「FJ ROSSA」(エフジェイロッサ)を引き渡したと発表した。
フランス・ダンケルク港に入港できる仕様の最大船型で、ばら積み貨物船や油送船にかかる新構造規定、NOx(窒素酸化物)排出規制ティア3などに適応したバルクキャリアの7番船。JMU独自の省エネデバイスを装備させることで従来船より大幅な燃費低減を達成し、新騒音規則に配慮した低風圧居住区を採用するなど実海域性能を向上させている。
同社は「今後も経済性・環境性に優れた最新絵のエコシップの開発・建造に努めていく」としている。
■FJ ROSSA概要
全長:292メートル
幅:45メートル
深さ:24.55メートル
喫水:18.234メートル
載貨重量:18万2309トン
総トン数:9万3297トン
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C8.5-HPSCRディーゼル機関1基
航海速力:15.05ノット
定員:25人
船級:NK
船籍:マーシャル諸島