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大阪市港湾統計21年12月、貨物量は内外貿とも増加

2022年4月15日 (金)

(イメージ)

調査・データ大阪市が14日発表した2021年12月の港湾統計速報によると、入港隻数は1860隻で前年同月比1.8%増、総トン数は835万トンで4.6%減少した。うち外航フルコンテナ船は255隻で13.9%減少した一方で、内航フェリー船は163隻で5.2%増加した。

総取扱貨物量は753万トンで4.3%増。うち外貿貨物は315万トンで5.9%増となり、2か月連続の増加となった。内貿貨物は437万トンで3.1%増。こちらも11か月連続で増加した。

外貿貨物のうち、輸出は74万トンで0.7%増となり、米国取り扱いのコークス(99.7%減)やベトナム・中国取り扱いの金属くず(46.8%減)などが減少したものの、韓国・香港取り扱いの産業機械(32.0%増)や米国・豪州取り扱いの鋼材(20.7%増)などの増加により、全体として2か月連続で前年同月実績を上回った。

輸入は241万トンで7.6%増。中国・香港取り扱いのその他輸送機械(32.3%減)や衣服・はきものなど(6.8%減)などで減少が見られたものの、インドネシア・中国取り扱いの鉄鋼(34.7%増)や韓国・シンガポール取り扱いのその他の石油(2.4倍)などの増加により、全体としてこちらも2か月連続で前年同月実績を上回った。

外貿コンテナ貨物については、輸出が67万トン(2.1%増)、輸入が218万トン(6.1%増)。月間取扱量は285万トン(5.1%増)で2か月連続の増加となった。取扱コンテナ個数は、輸出が9万TEU(2.2%増)、輸入が10万TEU(4.9%増)となり、月間取扱個数は19万TEU(3.6%増)と2か月連続で増加した。内貿貨物については、移出が192万トン(2.9%増)、移入が245万トン(3.3%増)だった。

内貿フェリー貨物は293万トン(4.5%増)、内航フェリーの乗降人員は6万人(60.7%増)だった。