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大阪港の18年12月貨物量5%減少、港湾統計

2019年4月11日 (木)

調査・データ大阪市は11日、大阪港の2018年12月の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は725万トンで前年同月に比べて5%減少した。このうち外貿貨物は299万トン(0.5%減)と2か月連続の減少となり、内貿貨物は426万トン(7.9%減)と2か月連続の減少なった。

入港隻数は2012隻(0.1%増)、総トン数は986万総トン(4.8%増)となり、このうち外航フルコンテナ船は306隻(5.9%増)、内航フェリー船は159隻(5.9%減)だった。

外貿貨物のうち、輸出は87万トン(1.6%増)となり、鋼材(13.7%減)やその他製造工業品(93%減)は減少したものの、中国の取り扱いが増加した再利用資材(16.4%増)や、マレーシア、タイの取り扱いが増加した化学薬品(37.6%増)などの増加により、2ヶ月ぶりの増加となった。

輸入は、212万トン(1.4%減)となり、鋼材(26.3%増)や電気機械(7.7%増)は増加したものの、ロシアの取扱いが減少した石炭(99.7%減)や、中国、韓国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(5.5%減)などの減少により、2ヶ月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が75万トン(6.5%増)と3ヶ月連続の増加、輸入が198万トン(2.8%増)と2ヶ月ぶりの増加となり、月間取扱量は273万トン(3.8%増)であった。コンテナ個数は、輸出が8万7000TEU(2.8%増)、輸入が9万6000TEU(4%増)で月間取扱個数は18万TEU(3.5%増)となり、2ヵ月ぶりの増加となった。

内貿貨物は、移出が190万トン(7.9%減)と2か月連続の減少、移入が236万トン(7.9%減)と2か月連続の減少となった。内貿フェリー貨物は282万トン(9.5%減)で2か月連続の減少となり、内航フェリーの乗降人員は8万6000人(2.2%増)だった。