財務・人事EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区)はこのほど、第三者割当増資により、西日本鉄道と第一交通産業(北九州市小倉北区)などより総額3億円の資金を調達したと発表した。
EVモーターズ・ジャパンは西日本鉄道と協働でビジネスを展開することにより、バス整備事業の知見や支援を期待できるだけでなく、EV(電気自動車)やリユースバッテリー、フレキシブルソーラーパネルなどを活用したエネルギー領域におけるEVモビリティーにかかる新規事業の創出に向けて連携していく。
第一交通産業との間では、既に小型コミュニティーEVバスの購入など関係性を構築。小型トラックをベースとしたEV乗合バスの共同開発と全国的なネットワークを生かした販売展開も検討している。
EVモーターズ・ジャパンは、国内初となる商用EVの量産体制の準備に着手。独自のバッテリー制御技術でゼロエミッション社会を実現するため、さらなる商用EVの開発・製造を推進する。バス・トラック・トライク(三輪車)のユーザーが抱くEV化のニーズに的確に対応するため、多様な車種ラインナップ創出など商品開発への投資を加速していく。
5月12日から3日間、パシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2022」に、EVトラックの実車モデルを初めて披露する予定だ。