サービス・商品物流向けデジタル本人確認プラットフォームを手がけるトラスティド(ドイツ)は10日、荷主や3PLが運送会社のリスクを短時間で確認できるウェブツール「Know Your Carrier」を欧州市場向けに投入すると発表した。メールで運送案件に見積もりを出す事業者について、身元や登録情報を確認し、貨物詐欺やなりすまし被害の抑止につなげる。
同社によると、欧州・中東・アフリカ地域の貨物犯罪は過去3年で5.4倍に増加し、直近2年間で10万8000件を超えるサプライチェーン窃盗が記録された。損失額を申告した5%の事案だけでも、被害総額は10億ユーロを上回ったという。
新ツールは、利用者がメールアドレスと、取得できる場合はVAT番号を入力すると、メールの正当性やドメイン一致、企業登録情報、制裁情報、裁判記録、否定的な報道情報などを照合し、数秒でリスク評価を返す。ソフトのインストールや既存システムとの連携は不要で、通常の業務フローに組み込みやすいとしている。
欧州では、犯罪者が架空の運送会社を装って貨物を横取りしたり、支払いを迂回させたりする「運送会社なりすまし」が拡大している。国境をまたいで運送会社が活動し、初期接点の多くがメールで行われるなか、取引前に相手を確認する仕組みの整備が課題となっている。
Know Your Carrierは現在ベータ版で、欧州向け貨物を扱う初期利用者が検証している。トラスティドはまずポーランドとルーマニアで利用拡大を進め、その後、欧州27か国へ展開する計画だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。




























