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敷島製パン、「Loogia」で配送ルートを最適化

2022年4月28日 (木)

フード「Pasco」(パスコ)ブランドで知られる敷島製パン(名古屋市東区)がパンの配送ルート見直しのため、オプティマインド(同市中区)が開発した最適化システム「Loogia」(ルージア)を採用した。配送トラックの走行距離を短縮し、二酸化炭素(CO2)の排出を削減する。

(出所:オプティマインド)

オプティマインドが4月28日発表した。ルージアは、ラストワンマイル配送の走行ルート学習型配車サービスのこと。組合せアルゴリズムを活用し、複数の配送地点をどのように回ればより効率化をシミュレーションし、配車計画を見直す。複雑な条件や現場制約を考慮しながら短時間で効率的なルートを見つけ、顧客企業に提供する。

早速、敷島製パンの2つの配送拠点でルージアを使ったところ、トラック走行距離は従来ルートより102.4キロ(14.1%)短い621.6キロになった。CO2排出量に換算すると、年間で16.3トン少ない99トンとなる。

敷島製パンは、毎日1万件以上の取引先へ商品を配送している。これまで人手で配送ルートを作成。配送先の追加や削除があった場合、その都度個別にルート変更をしており、非効率となるケースがあったという。