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トルビズオン、物流ドローン操縦士の育成に着手

2022年5月6日 (金)

ロジスティクスドローンの空路にかかる事業を展開するトルビズオン(福岡市中央区)は3日、ドローン講習の管理団体であるDPCA(ドローン撮影クリエイターズ協会)と協働し、佐賀県多久市でドローン配送オペレーターを育成するプログラムを開発すると発表した。

2022年度中に有人地帯での目視外飛行を意味する「レベル4飛行」にかかる航空法改正が予定されるなど、ドローンの本格的な社会実装に向けた機運が高まっている。こうした動きを受けて、ドローンの操縦に必要な国家免許の取得を推進するとともに、安全な空の利活用を掲げるドローン配送オペレーターの育成を目指す。

▲多久市上空を飛び回る機体(出所:トルビズオン)

トルビズオンは、上空を飛行する権利を取引することでドローンの定期航路となる「空の道」を作り上げるプロジェクト「ソラシェア」を展開。育成プログラムでは多久市内における空の道を活用する。多久市は少子高齢化による街の活力不足への解決策として、20年にトルビズオンと同市の空を有効活用する取り組みをはじめ、ドローンを活用した地方創生連携協定を締結した。

DPCAはトルビズオンも参画する地方再生・防災ドローン利活用推進協会を運営。今回、トルビズオンとともに「DPCA佐賀多久校」を立ち上げ、多久市の「空の道」を活用したドローン配送講習プログラムの開発に合意した。

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