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ヤマトがEV2万台導入で温室ガス半減、30年目標

2022年5月10日 (火)

(出所:ヤマト運輸)

環境・CSRヤマトホールデイングス(HD)は10日、2050年の「温室効果ガス排出実質ゼロ」を実現するための中間的な目標として、30年時点の削減目標とそれに向けた施策を発表した。電気自動車(EV)の宅配トラック2万台の導入などにより排出量を20年度比で48%削減するとしている。

排出削減に向けた主要施策は(1)EV2万台の導入(2)太陽光発電設備810件の導入(3)ドライアイスの使用量ゼロの運用構築(4)再生可能エネルギー由来電力の使用率を全体の70%まで向上——の4つが柱。これらに加え、エネルギー制御・バッテリーマネジメントなどのシステム運用や、カートリッジ式バッテリーを融合させた新たなエコシステムの実証実験も進めるという。

同社は、50年の温室効果ガス排出実質ゼロを長期目標に掲げるとともに、足下の中期計画(21~23年度)で具体的な環境施策に取り組んでいる。今回、それに加えて、長期目標達成までの中期的な削減目標を明確化するため、30年目標を策定した。