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伊勢湾海運、名古屋港の輸出入貨物回復で好業績に

2022年5月12日 (木)

財務・人事伊勢湾海運が12日発表した2022年3月期連結決算は、売上高が520億7400万円(前期417億5900万円)、営業利益が30億4000万円(9億5400万円)、経常利益が36億1400万円(13億100万円)、親会社株主に帰属する当期純利益が22億3200万円(8億2600万円)だった。

伊勢湾海運は「収益認識に関する会計基準」などを当期から適用。2022年3月期にかかる数値はこの会計基準などを適用した後の数値であるため、前期との比較はしない。

名古屋港における輸出入貨物は、新型コロナウイルス禍からの経済回復に向けた動きや製造業の持ち直しなどにより、増加傾向に転じた。着実に回復している製造業の生産活動にけん引され、金属加工機や国内鋼材をはじめとした取扱貨物量が堅調に推移した。さらに海上運賃が高騰している欧米向けの取扱貨物量も増えた。

コスト管理の徹底と業務の効率化を推進するとともに企業体質を強化したことも、利益確保を支えた。

2023年3月期の連結業績は、売上高560億円、営業利益38億円、経常利益42億円、親会社株主に帰属する当期純利益27億円で増収増益を予想している。