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コンパクトな土砂トレーラー登場/トラックショー

2022年5月12日 (木)

話題トラック架装メーカーの花見台自動車(福島県いわき市)は、「ジャパントラックショー2022」に自社が架装したダンプトレーラーを展示した。通常の単車ダンプの倍の積載量で、本来はトレーラーの部類に入るが、通常の単車ダンプ並みに全長が短く取り回しがしやすい。効率的な土砂運搬ができ、環境負荷の軽減やドライバー不足への対応ができるという。

▲花見台自動車が展示した土砂ダンプトレーラー

同社によると、この架装車両は「土砂ダンプトレーラ花見台HDD19H」。土砂の積載量は19トンと単車ダンプの2台分。これだけの量を一度に運ぶ場合、従来は前後に長く、取り回しもしにくい大型トレーラーを使うしかなかった。しかし、HDD19Hは全長約10メートル(キャビンと本体の連結長)と、単車ダンプとほぼ同じ。旋回占有幅は単車トラック以下に収まるほどで、小回りが利く。

これにより、1度に2台分の輸送がしやすくなり、輸送コストやCO2排出量が低減でき、そして、少ないドライバーでも仕事がこなすことができる。

同社の説明員によると、ブースの来場者たちからも全長の短さに感心する声が聞かれたという。