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SBSHD1Q、グループ各社の物流事業堅調で増収増益

2022年5月13日 (金)

財務・人事SBSホールディングス(HD)が13日発表した2022年12月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比15.9%増の1077億9900万円、営業利益が3.1%増の48億8400万円、経常利益が0.9%増の47億4400万円、親会社株主に帰属する当期純利益が42.7%増の31億7000万円で、第1四半期としては2年ぶりの増収増益となった。

グループ各社の物流事業が引き続き堅調に推移し、売上高は第1四半期としては初めて1000億円を突破。固定資産売却益を特別利益で計上したことなどで、最終利益は大幅に増加した。

物流事業は、売上高が前年同期比16.0%増の1051億5900万円、営業利益が6.7%増の45億8800万円で増収増益だった。既存顧客との取引拡大に加えて、高い物流機能を求める新規顧客の獲得に注力。こうした取り組みが奏功して、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んでいた企業間物流が国内外で回復してきたことに加えて、即日配送事業におけるインターネット通信販売の需要を取り込んだ。

SBSグループの3PLや4PL事業の推進に向けた大型倉庫の開発や、グループで保有する倉庫やビルの賃貸ビジネスを展開する不動産事業は、売上高が0.3%減の5億2700万円、営業利益が6.5%減の2億8800万円で減収減益だった。人材派遣やマーケティング、太陽光発電などを手がけるその他事業は、売上高が14.8%増の21億1200万円、営業利益が10.9%減の1億100万円で増収減益だった。

2022年12月期の通期連結業績は、売上高4300億円、営業利益215億円、経常利益206億円、親会社株主に帰属する当期純利益117億円で増収増益を予想している。