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沼尻、健康要因事故防止へ運転従事者に脳ドック

2022年5月16日 (月)

環境・CSR沼尻産業(茨城県つくば市)は13日、40歳以上の運転従事者を対象とした脳ドック検査をことし7月から実施すると発表した。法令で義務付けられている範囲を超えた健康管理を促すことで、健康要因による事故を未然に防ぐ狙いだ。

(出所:沼尻産業)

トラック運輸事業者をはじめとする物流業界では、運転従事者の健康に伴う事故が継続的に発生。政府や業界団体も運転従事者の健康管理の徹底を事業者に促すなどの取り組みを続けているものの、減少局面には至っていないのが実情だ。

事故につながった健康要因としては、心疾患が最も多く、脳疾患が続く。運転中に脳血管疾患を発生した場合、意識障害や意識消失、運動麻痺などの症状が発生し、重大事故を引き起こす可能性が高まる。こうした事故を未然に防ぐためにも、事業者は運転従事者の健康管理を徹底することが求められる。

沼尻産業は、社会のインフラである物流を担う立場から、さらに歩行者や他の交通における安全性も確保するための取り組みとして、運転従事者の健康管理をさらに徹底する必要があると判断。起因事故を引き起こす可能性のある疾病を早期に発見するとともに、早い段階での治療を促す。