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パナが法人顧客「体感型」施設刷新、SC課題解決

2022年5月24日 (火)

荷主パナソニックコネクト(東京都中央区)は24日、企業間営業のハブ機能として事業戦略や商品トレンドなどを紹介する「カスタマーエクスペリエンスセンター」をリニューアルしたと発表した。

「プレゼンテーションエリア」「展示エリア」「共創エリア」の3つのコーナーで構成。今回のリニューアルは展示エリアを特に拡充し「体験」の要素を高めた。

▲(左から)プレゼンテーションエリア、展示エリア、共創エリア(出所:パナソニック)

展示エリアでは、サプライチェーン(SC)をはじめとした「現場」で課題が起こるシーンを再現。課題を解決するためのセンシングやAI(人工知能)画像解析など要素技術のデモンストレーションも用意するなど、具体的な課題解決をイメージしやすい仕様とした。

特に、サプライチェーンマネジメント領域に重点を置き、同社が2021年7月に発表した「造る(製造)」「運ぶ(物流)」「売る(流通)」の3領域におけるSaaS(必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できる)型業務アプリケーション群「現場最適化ソリューション」について、課題解決アプローチ「可視化・標準化・最適化」を体感できる構成とした。

店舗のバックルームや店頭、物流現場で課題が起こるシーンを再現し、顧客と真の経営課題を論議する舞台と位置付ける。同社は、サプライチェーン最適化に向けたセンシングや顔認証など有用な提案を求める顧客に対して、展示エリアでのソリューションデモンストレーションやディスカッションを通じて、現場の潜在課題への気付きや解決の糸口を抽出できるきっかけとなることを期待する。

プレゼンテーションエリアでは、注目分野の市場動向や事例などのプレゼンテーションを用意。同社ならではの映像・音響機器システムで、プレゼンテーション内容に集中いただける没入感の高い体験を提供。共創エリアでは、開放感があり落ち着いた空間で、周りを気にせず共創のディスカッションに取り組める空間を創出した。