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アスエネ、CO2排出削減へスタッフが最適策紹介

2022年6月8日 (水)

サービス・商品クラウドシステム開発のアスエネ(東京都港区)は8日、CO2排出量を見える化し、削減につなげる自社のクラウドサービス「アスゼロ」をベースに、自社スタッフによる人的なサービスを付加して新たなマッチングサービスを開始したと発表した。CO2削減に最適な物流手段や資材提供の取引先を紹介する。

アスゼロは、複雑なCO2排出量算出業務を簡単にサポートするクラウドサービス。CO2排出量を算出、可視化し、削減策づくりやカーボンオフセット、排出量の報告、情報開示を支援する。

新サービスではアスゼロをベースに、同社のコンサルティングスタッフが、CO2排出量を削減可能な取引先企業を日本全国から探し、紹介する。利用企業は、より環境に配慮した物流・資材調達が可能になる。特にサプライチェーン排出量のうち、Scope1(スコープ1、自社の直接排出量)やScope3(スコープ3、上流・下流のサプライチェーン排出量)での最適化を図れる。同社は主な削減例として、運搬車両手配やルートの最適化、鉄鋼資材の調達、石灰石の調達などを挙げている。

▲物流・資材調達の最適化マッチングサービスのイメージ(出所:アスエネ)

これまでアスゼロを導入した企業の中から、「CO2排出の見える化は順調に進んでいるが、効果的な削減手法に悩んでいる」という声が届いていた。アスエネには脱炭素経営のノウハウとデータもあり、CO2排出量を削減するための最適な物流手段や資材調達を利用企業に提案しようと考え、スタッフによるサービスを脱炭素のワンストップソリューションの一つとして追加した。